広島の森保一監督(46)が、チームの完成度に手応えをつかんだ。14日は、キャンプ地の宮崎市内でJ2福岡と練習試合を行った。主力組は今季3戦目にして、ようやく得点が生まれ2-1の勝利。

 前半14分に新加入のFWドウグラスがPKを決めると、同32分にはMF柏が2点目をたたき込んだ。

 森保監督は「内容的には良かった。(相手DFの)背後を狙うことや、ゴール前で複数人がかかわってくる動きができていた」と評価した。

 先発したMF森崎和は「何度かいい形ができたし、もっと強いチームと対戦した時にも、それを出せるようにすることが大事。相手が止められないようなコンビネーションを出していければ、これからも勝ち続けることができる」と意欲的に話した。

 MF野津田も「積極的にやれたし、シュートも数多く打てた。ただ、チャンスでもっと決めきらないといけない」と反省も忘れなかった。

 この日は福岡と2試合行い、控え組は0-2で敗れた。