J1磐田が7日の紅白戦で、MF名波浩(35)の途中投入に伴い、MF西紀寛(27)を2トップの一角に据える新たな攻撃パターンを試した。初めての試みとあって完全には機能しなかったものの、内山篤監督(48)は修正に手応えを示した。9日の柏戦(柏)に向けて、いくつもの攻撃オプションを持つことで、開幕必勝を期す。

 名波投入時の、新しい形だった。紅白戦の2本目。トップ下に名波が入ると、これまで交代対象だった西が、万代とFWに上がった。すると開始早々にパスがつながりゴール前へ。外れはしたが、最後は西が決定的なシュートを放った。以降は見せ場こそなかったが、内山監督は「西が下がりすぎてしまったけど、今日は何も指示していない。もう少し高い位置でプレーすれば大丈夫」と、新オプションに手応えを示した。

 “ジョーカー”名波の投入状況を、指揮官は「試合を落ち着かせたいときやリズムを変えたいとき」と言う。1日の湘南戦では名波に対し、FWは万代やジウシーニョ、中山が交互に試された。そこに加わった西。2本とも主力組FWに入った万代は「ジウはドリブルで行ける。中山さんはヘッドで勝つので、僕は裏を狙える。西クンは運動量が多くスペースに入れる。マスターすればオプションとして使える」と歓迎した。

 西は「(FWは)名波さんからパスをもらえるからね。意識はトップ下だけど、みんなでボールを取る」と新しい形にも意欲を見せた。「ジュビロは簡単に負けられるチームじゃない。そのことを再確認し、責任とプライドを持ってピッチに立つ」と内山監督。あらゆる策を用意し、柏戦の必勝を期した。【今村健人】