コンサドーレ札幌を運営する北海道フットボールクラブが21日、札幌市内で株主総会を行った。07年度はJ2優勝効果で純利益は約607万円を計上、2年ぶりの黒字となった。

 財務体質強化のため提案された減・増資計画も承認された。現在1億9200万円の債務超過だが、計画では約25億5000万円の資本金を80%減資し約5億円とし、第三者割当による募集株式発行で3億円を増資する。サポーターズ持株会などの出資で2億5300万円は確定し、さらに希望者も多数いるという。約27億円あった累積赤字は約7億円に圧縮され、資本金が約8億円に増えるため債務超過状態から脱する。

 児玉芳明社長は「減資については株主様への責任を感じざるをえない」と話し、経営責任については「何かを考える必要はある」とした。