<ナビスコ杯:東京2-0磐田>◇予選リーグB組◇23日◇ヤマハ

 連勝を狙った磐田は東京に0-2。シュート数こそ12本で相手を1本上回ったが決定機を逃し、ホームで東京に初黒星を喫した。

 好機は何度かつくった。だが、直後にピンチもつくられた。縦へと急ぐあまり、DFラインが押し上げられず間延び。そのすきを突かれるように、後半8分と21分に東京FW赤嶺にゴールを許した。内山監督は「中盤できちんと時間がつくれれば良かったが、行ったり来たりのサッカーをしてしまった」と反省した。

 後半29分に、今季初先発のMF太田に代わり名波を投入。同時交代のFW中山とともにボールが集まり、ようやく連動が起きた。だが「残念ながら名波が入ると人が動く。これが河村や犬塚がボールを持ってもできないと。いつまでも彼ら頼りではいけない。それがいい反省になった」と内山監督は言った。名波も「まだ発展途上。ただ、選手は試合後にロッカーでいっぱい話をしていた」と成長段階を強調した。敗戦を、次への糧にしていけばいい。