川崎Fが26日、FWフッキ(21)の退団を発表した。昨季東京Vで37得点を挙げてJ2得点王に輝き、3季ぶりに川崎Fに復帰したが、開幕2試合は無得点だった。リーグ2戦目の15日の神戸戦(ホムスタ)後半12分に途中交代を命じられると、関塚監督との握手を拒否、17日にクラブに退団を申し出た。起用法への不満が理由とみられる。神戸戦で右足を痛めたことを理由に、20、23日のナビスコ杯には出場しなかった。移籍先を含めた今後は未定だという。

 フッキはこの日の練習に姿を見せず、関塚監督と庄子強化部長が選手に退団について説明。武田社長は「チーム一丸となって戦うという方針に合わない選手であるという結論に達しました」と公式サイトでコメントした。川崎Fは今季公式戦1分け3敗。FW我那覇も左足の故障で3週間の離脱が決まっており、開幕前にJ1屈指と言われた攻撃陣が、早くも崩壊の危機に陥った。