G大阪が「先手必勝」で代表組を休ませる。30日東京V戦(万博)に向けて26日、2部練習を行った。西野朗監督(52)はW杯アジア3次予選バーレーン戦を終えて27日に帰国する日本代表MF遠藤、DF水本、安田の3人の起用について「リードする展開になれば、特にヤット(遠藤)はどこかで休ませたい」と発言。途中交代で休養させるため、先制ゴールを求めた。

 今季は公式戦4試合でまだ1度も先制していない。追う展開を強いられ、遠藤は全試合にフル出場中だ。東京V戦から4月30日大宮戦までは、1カ月で9試合の超過密日程。乗り切るためにも先制点で主導権を握り、中押し、ダメ押し-と行きたい。DF山口も「疲れている代表組を、僕らでカバーしてあげないといけない」と力を込める。理想的な展開で今季リーグ戦初勝利を挙げ、チームを好循環に持ち込む。【北村泰彦】