鹿島が11日、オリベイラ政権で過去最長の2時間ミーティングで13日の浦和戦に向けて団結を図った。オリベイラ監督は大事な試合を前にするとミーティングが長くなる傾向があったが、この日は昨年末の天皇杯決勝戦直前の1時間半ミーティングを優に超えた。

 相手の分析などに1時間半を費やすと、先発組だけを集めてさらに30分間話し込んだ。連戦が続く中でコンディション維持の重要性を説き「今日は練習できるか?」と選手に確認。セットプレー以外では約2週間ぶりの戦術練習を行った。

 14連勝と勢いを継続している秘訣(ひけつ)は監督と選手の信頼関係にある。DF大岩は「(故障欠場のDF内田の代役で)伊野波が入るから助けないといけないし、試合に対する確認をした。連戦も続くし、もう1回気持ちを盛り上げようということ」と受け止めた。右足甲の痛みがあるMF野沢も練習に復帰。「浦和戦は勝ち点3以上に価値がある」(DF岩政)。王者はこの試合の重みを知っている。