<J1:鹿島0-0G大阪>◇第7節◇19日◇カシマ

 内容なら軍配は鹿島に挙がる。だが結果は無情のドローだった。後半ロスタイム、MF小笠原のFKからFWマルキーニョスがバックヘッドで狙う。シュートはゴール右にそれた。チームは13日の浦和戦に続き2戦連続無得点。昨年の第1、2節以来の事態に、FW田代は「後ろが頑張ってくれたのに決められなかった」と反省した。

 昨年リーグ戦で唯一勝てず、同公式戦1勝3敗と天敵だったG大阪が相手。DF内田、新井場の両サイドバックが故障欠場の中、シュート数こそ11対15と下回ったが、決定機の数では鹿島の方が上だった。好敵手浦和、G大阪相手に勝ち点1獲得にとどまっても、DF岩政は「浦和、G大阪相手にこれだけの内容は、ここ数年ではなかったこと」と話した。この2戦でリーグ戦14連勝もリーグ戦ホーム11連勝も止まったが、鹿島には記録以上の手応えも残っている。【広重竜太郎】