J2山形が、愛妻パワーで悲願のJ1昇格を目指す。選手の夫人を対象にしたチーム初の「奥様栄養学講座」を24日、山形県天童市内で行う。選手対象の講座は毎年開いているが、今回は既婚選手の妻7人にも参加を呼び掛けた。J1では浦和や東京Vでも行っている食生活改善策。家族の力も借りて、選手の体調を管理する。
99年のJ2創設時から参加して10年目。山形は「J1レベル」の指導態勢を整えた。選手を対象にした栄養学講座はJ2チームでも行われているが、夫人まで対象を広げるのは珍しい。中井川茂敏GM(50)は「練習前後や試合前後など、消化にいい食べ物をどうやって食べさせるか。1週間の枠の中で考えてもらいたい」という。山形徳洲会病院から栄養士を招き、選手のエネルギー源となる炭水化物や、疲れた筋肉を修復するタンパク質の取り方などを学んでもらう予定。
山形では過去、外国人選手の夫人に日本の食材を説明する機会はあったが、日本人選手の夫人に直接指導することはなかった。今年3月末に選手向けに行った栄養学講座と同様の内容になる見込み。既婚選手はDF木村、小原、MF宮崎、宮沢、本橋、北村、秋葉の計7人。プロ入り7年目以上のベテランたちが、内助の功でベストパフォーマンスを見せたいところだ。
最近のJ1チームでは、浦和が選手寮に日本人選手の夫人を呼び、選手用のメニューを解説する講座を開いている。東京Vでも、栄養アドバイザーが夫人部隊に指導したことがある。山形悲願のJ1初昇格は、愛妻パワーが追い風になるかもしれない。【柴田寛人】




