浦和FW高原直泰(28)が右ひざ負担軽減のバランス矯正に手応えを得て、今季初ゴール奪取に照準を定めた。26日のアウェー京都戦に向け、25日にはさいたま市内で最終調整した。日本代表候補合宿の辞退を余儀なくされた右ひざ内側側副靱帯(じんたい)損傷も回復。「調子はボチボチで、いい感じで戻ってきている。早く最初の1発目を決めたい」。昨年10月20日のニュルンベルク戦以来、6カ月以上も遠ざかる得点奪取への意欲を口にした。
肉体のバランス矯正が右ひざの不安を解消させた。代表辞退が決定した21日には、日帰りで地元の静岡を往復。母静子さんに紹介された治療院に足を運び、体の歪みを整えるマッサージなどを受けた。高原は「いろいろと狂って体がさびついていた。ひざ以外も診てもらった。自分では分からない部分をチェックしました」とすっきりした表情をみせた。
エースの復調をクラブ幹部も察知した。中村GMは「練習から高原はいい動きをしていた。次に得点する予感がある」と大きな期待を寄せる。高原にとって京都はプロ初得点を決めた相手。「得点がなく、自分が歯がゆい、悔しい思いを一番、持っている」。古傷の右ひざへの不安が消えた眠れるエースは、復活のオーラを漂わせていた。【藤中栄二】



