神戸の韓国代表MF金南一(31)が、G大阪遠藤との「日韓司令塔」対決に燃える。27日の「阪神ダービー」G大阪戦(ホムスタ)に向け、25日は神戸市内で調整。韓国の闘将は「G大阪はパス、ドリブルと全部、遠藤が起点になっている。彼をつぶさないといけない」と言い切った。

 韓国代表主将として母国で絶大な人気を誇る金に対し、遠藤も代表の中心だ。2月23日の東アジア選手権の日韓戦(中国・重慶)でも対戦。ライバル心は頂点に達しており「向こうは日本代表、私は韓国代表としてプライドをかけて戦う」とまで言った。

 チームは3月30日時点でクラブ史上最高の2位に躍進したが、4月は2分け2敗と未勝利で10位まで順位を落とした。負けず嫌いの金は「向こうは代表クラスのいい選手がたくさんいるが、勝利だけを考える」と気合十分。G倒への第1歩は、遠藤封じから始まる。【益子浩一】