<プリンスリーグ東海:静岡学園4-1藤枝明誠>◇6日◇藤枝総合グラウンドほか◇第5節5試合

 静岡学園が4-1で藤枝明誠を破り、4勝1分けの2位で前半戦を終えた。前半9分、MF宮原徹(2年)が公式戦初先発初ゴールを決めて勢いに乗ると、前半だけで3得点。前日5日に静岡学園中が全国制覇して、世界切符を獲得。弟分の快挙に刺激を受け、アニキも負けじと大勝した。また、藤枝東も1-0で岐阜工に辛勝。これでプリンスリーグは一時中断し(再開は6月14日)、11日開幕の県総体に照準を定める。

 負けるわけにはかなかった。前半9分、速くて低い左クロスに宮原が「感じた」。体をぐっとひねり、迫り来る相手GKの意表をつく技ありループシュート。公式戦初先発初得点に「緊張したけど、結果を残そうと思いっきりやった。うれしいっす」と笑った。

 前日5日には、静岡学園中がJFAプレミア杯を制し、世界切符を獲得。試合会場に向かうバスに乗り込む前、みんなで新聞を見て弟分の快挙に沸いた。試合前のミーティングでは、井田勝通監督(66)に「“今日は”がんばれ」とハッパをかけられた。

 目指すものは弟分同様に全国の頂点だけ。それだけに、昨年の県選手権準決勝で敗れた相手を圧倒したかった。スコアは4-1だったが、細かなパスミスが目立ち、完全には試合の主導権を握れなかった。「全国の上に行くにはまだまだ足りない」と指揮官が話せば、GK浅野利紀主将(3年)も「(中学のVに)刺激をもらって臨んだが、ふがいなかった。今日は10点の試合」と厳しい表情で振り返った。

 これでリーグは一時中断、まだ制したことがない総体県大会に臨む。「中学以上の結果を残したい」(宮原)。静学イヤーとなるべく、アニキも歴史をつくる。【鶴智雄】