育成ノウハウ吸収のため、横浜がフランスリーグ7連覇中の強豪リヨンから、臨時アドバイザーとしてラコンブ強化部長を招くことが19日分かった。今月29日の東京V戦と、その前後の練習の視察を依頼した。クラブ関係者は「リヨンはプレミアなどに選手を引き抜かれても、どんどん新しい有望株が出てくる。せっかく提携しているのだから、ノウハウを学ばせてもらいたい」と意図を明かした。

 横浜は今季、生え抜きのMF狩野らが主力に成長。ユース所属のFW斎藤もリーグ6試合に起用した。来季以降もさらに若手育成路線を推し進める構えだけに、敏腕強化部長は臨時講師にうってつけだ。獲得が決定的なセルティックMF中村の周りを、イキのいい若手が固める新布陣で、黄金時代の再現を目指す。