東海社会人リーグ優勝の静岡FCが、システムを変更して悲願達成に挑む。来季のJFL昇格を懸けたサッカー全国地域リーグ決勝大会1次ラウンド(R)は22日、鳥取・とりぎんバードスタジアムなどで開幕する。7年連続の出場となる静岡FCは、リーグ戦を制した4-4-2から、4-5-1システムに変更。攻守への「厚み」を増して、戦い抜く。
勝負に打って出る。静岡FCは、東海社会人リーグを無敗で制した4-4-2から、10月に入って1トップにシステムを変えた。直前での変更には、リスクも伴う。だが、高田昌明監督(35)は「攻撃になった時に、2列目からの飛び出しで人数をかけられる。守備でもマークがハッキリしやすい。攻守においてメリットがある」と話した。悲願のJFL昇格へ、動いた。
新システムでは、リーグ2位の19得点をマークしたエースFW清野智秋(27)が1トップを張り、その下にゲームキャプテンのMF池田末広(23)、10番を背負うMF納谷協成(21)が流動的に入る。仮に機能しなければ、従来の2トップに戻すこともでき「バリエーションが増えた」(高田監督)。チームアシスト王の池田も「中盤は運動量が増えたが、より攻撃的になった。個人的にはやりやすい」と、決勝大会対策でのシステム変更を歓迎した。
02、03年に昇格まであと1歩に迫る3位に入ったのを最後に、悔し涙を流し続けている。昨年も1勝1PK負け1敗の1次R3位に終わった。「昨年は相手が強いと聞いて緊張してしまった。今年は主将として、みんなを落ち着かせたい」と池田。高田監督は「今年は組み合わせに恵まれたと言っても、どこも全国から勝ち上がってきた」と気を引き締めた後に「いいかげん、上がりたいですね」とつぶやいた。静岡FCが、死に物狂いで決戦に挑む。【今村健人】



