<サッカー全国地域リーグ決勝大会1次ラウンド◇初日◇22日◇鳥取県・とりぎんバードスタジアムほか

 来季JFL昇格を目指すグルージャ盛岡(岩手)が、手痛い黒星スタートを切った。東北社会人リーグで連覇し連続出場の盛岡は、4チーム総当たりのC組初戦で、松本山雅フットボールクラブ(長野)と対戦。2-3で敗れ、昨年に続き初戦を落とした。23日のRENOFA

 YAMAGUCHI

 FC(山口)戦に勝って、望みをつなげたいところだ。

 10年のJリーグ入りが、かすんでいく-。盛岡イレブンからため息が漏れた。2点目を決めた下屋敷主将は「他力ですが、あと2つ勝つしかない」と悲愴(ひそう)感を漂わせた。幸先よく先制し、追いつかれても勝ち越すなど終始、主導権を握りながら後半30分から崩れ5分間で2失点し万事休す。吉田暢監督(43)は「精神的な部分だな」と動きが止まった選手に対し怒りをあらわにした。

 試合も雰囲気も圧倒された。松本山雅のシュート数14本に対し5本。相手ディフェンダーの裏へ何度も出す縦パスも、攻撃を淡泊にするだけだった。サポーターの数でも圧倒された。盛岡の5倍強の約100人が応援歌を大合唱する「アウェー状態」だった。

 下屋敷主将は「東北リーグとは全然違う」とレベルの高さを実感。23日の山口戦はJFL昇格への正念場。チームが掲げる大目標=10年までのJリーグ入りへ、負けるわけにはいかない。【三須一紀】