30日開幕の全国高校サッカー選手権に出場する青森山田が、県予選以来の対外試合で爆発した。3日、宮城スタジアムで練習試合を行い、同選手権に7年ぶり6度目出場となる東北(宮城)に5-0と圧勝。FW見宝憂主将(3年)が4得点し仕上がりの高さをアピールした。1回戦(31日)の相手は強豪・鹿児島城西。12年連続14度目の出場となる経験と磨き上げた組織力で、まずは初戦突破を図る。

 小刻みにパスをつなぐ得意のビルドアップサッカーで、東北DF陣を崩した。黒田剛監督(38)は「決定力はまずまず。でも、もっと考えてシュートチャンスを増やさなければ」と圧勝にも厳しい表情だった。練習では、4種類のビブスを使い「考えるサッカー」を徹底。それが5ゴールに結実したが、それが全国舞台でそのまま通用するとは、思っていない。

 初戦の相手は今夏の高校総体、全日本ユース8強の鹿児島城西。4得点の見宝主将は「初戦を勝てば勢いに乗れる」と話すが、それだけ壁は厚い。さらに、J1鹿島入りが内定しているFW大迫勇をどう止めるかという、ディフェンス面のさらなる強化が必要。黒田監督は「マンツーマンはつけない」と話し、センターバックとサイドバックで取り囲む作戦を明かした。初の全国選手権制覇へ、さらなる組織力の向上が求められる。【三須一紀】