<J1:鹿島1-0札幌>◇第34節◇6日◇札幌ド

 FWマルキーニョスが、今季21得点で鹿島初の得点王、2連覇の原動力となり「最初から優勝を目指してきたのでうれしい」と喜びを爆発させた。ゴールはなくても、存在感は絶大だった。前半35分、岩政のロングパスを頭で野沢につなげ、決勝ゴールを導いた。

 01年に初来日して東京Vに加入した時はドリブラー、03年の横浜では当時2トップを組んだ久保(現広島)の得点を引き出す「汚れ役」となった。今は両方を兼ねた「万能型」に進化。鹿島側も来季の契約延長を打診済みだ。04年の市原(現千葉)時代に左アキレス腱(けん)を断裂。選手生命の危機に立たされたが「本当に素晴らしい」と絶賛する鹿島の医療体制で、この2年は大きな故障はない。

 チームカメラマンの「ゴール後の写真が欲しければ、得点後(ゴール裏の)私に向かって走って」との要求に応える余裕も出てきた。94年にアルシンドが28得点、98年に柳沢が22得点しながら得点王に縁がなかった鹿島のFW陣だが、Jクラブ所属後8年で初タイトルという史上最も遅い得点王がジンクスを打ち破った。