東京Vの高木琢也コーチ(41)が、来季の監督就任を受諾する意思を固めたことが13日、分かった。週明けにもフロントへ伝え、正式に発表される見込み。高木コーチは8日に要請を受けたが、戦力の確保や強化体制の改善を求めフロントと話し合いを続けている。まだフロントから希望に沿う返答は得ていないものの、チームづくりのスケジュールが遅れることなどを懸念。名門クラブの再生に向けて始動することになった。

 事実上の初仕事として、15、16日のトライアウトを視察する。高木コーチは「立場はともかく、チームの代表として」と前置きしつつ「どこのチームでも同じでしょうが、狙いの選手を絞った中で見てきたいと思います」と語った。すでに主力選手を含む11選手を解雇しており、ポジションのバランスが取れた補強が必須となっている。クラブ経営が厳しい状況下ではあるが、「高木監督」として1年でJ1復帰を狙う。