悔しさをかみしめて練習納め…。J2仙台が20日、年内最後の全体練習を仙台市内で行った。その後、約40分のミーティングを実施し、今季オフ明け初日に設定していた体脂肪率などの目標数値を、来季はなくす方針を確認。手倉森誠監督(41)は「J1に上がれなかった悔しさを考えれば、しっかり調整してくるはず」と選手に、厳しい自主管理を求めた。来季始動は1月19日。既に戦いは始まっている。
言葉にしなくても、選手の気持ちも同じはず―。ベガルタ戦士を信じて手倉森監督は、オフ明けのノルマを撤廃した。J1昇格を至上命令とする来季に向けて同監督は「サポーターの皆さんを喜ばせる責任が我々にはあります。それに比べれば、自分の体を絞ることなんて厳しいことじゃないでしょ」と言い切った。
今季はノルマがあった。選手が万全の状態で新シーズンを迎えられるよう、選手ごとに体重や体脂肪率などの目標数値をコーチ陣が示し、始動日に計測した。選手もしっかりクリアしてきたが、今年は必要ない。「壁を破れなかった悔しい終戦を考えれば、わざわざ言うことはない」と選手の自己管理に任せる構えだ。
数値目標こそ示さなかったが、調整方法は具体的に指示した。同監督は「まず疲れを取ること。自主トレのスタート日は各自に任せる」とした上で「30分以上の有酸素運動と、筋肥大するくらいの下半身トレーニングをしてほしい。ただ走るだけじゃ戦えない」とオフ中の“宿題”を課した。
ノルマは撤廃したが、それに甘んじれば、オフ明けの体力差は歴然だ。手倉森監督は「調整してこなかったら、当たり前だけど試合で使えない」と断言。オフ中も、これまで以上のプロ意識を持たなければJ1昇格など、おぼつかない。【木下淳】



