<天皇杯:横浜3-1鳥栖>◇準々決勝◇20日◇ベアスタ

 FW広瀬の4試合連続弾も実らなかった。J2鳥栖が、横浜に1-3で逆転負け。大分、神戸を連破し初進出した準々決勝で惜しくもJ1勢3連勝は逃した。

 MF船谷が左足を痛め開始6分に負傷交代するアクシデントにも先手は取った。前半23分にFW藤田のパスを受けた広瀬がドリブル。ゴール前で日本代表DF中沢をかわし、左足でゴール右隅に沈めた。「日本を代表する選手にチャレンジしていこうと思っていた」。しかし、思惑通りの先制点で相手にプレッシャーをかけるはずが、26、44分とCKから失点。「カウンター気味に取れてよかったが直後にセットプレーで取られたことが大きかった。後半も決められるときに決めきれなかった」と広瀬。試合終了の笛と同時に悔しさがこみ上げ、両こぶしを腰に当てたまま天を見上げた。

 それでも、今大会初戦の3回戦から4試合連発で通算7得点の大当たり。シーズン後半戦から、がっちりレギュラーをつかみ取った。悔しい今季最終戦となったが「オフは休まず鍛えて(J1との)差を縮めていきたい」。J1勢3チームからもゴールを量産した165センチの小兵FWが、09シーズンへ確かな自信を得た。【村田義治】