コンサドーレ札幌が来季ホーム開幕戦で、WBC世界フライ級王者の内藤大助(34=宮田)を「特別ゲスト」として招待するプランが24日、浮上した。豊浦町出身の内藤が23日に4度目の防衛に成功したことを受け、クラブ側は実力と人気の高さを再認識。J1復帰を目指す来季に弾みをつけてもらおうと、3月のホーム開幕戦へ招聘(しょうへい)するため、動きだすことを決めた。

 札幌に夢のあるプランが持ち上がった。道産子ボクサーの内藤が23日、4度目の防衛に成功したことを受け、クラブ側が早速動きだした。24日、関係者は「来年のホーム開幕戦で内藤選手を呼べたら最高。前向きに考えている」と構想を明かした。今後、細部の調査を行い、本格的な交渉に入る方針だ。

 温めていたプランになる。昨年7月の王座獲得時から注目し、タイミングを狙っていた。そんな中、23日の試合で、クラブ側は内藤の実力と人気をあらためて認識。同関係者は「いい機会だと思う。注目度も上がる」と招聘の意思を固めた。当日は「特別ゲスト」という形を取り、野球の始球式に当たるキックインを依頼したい意向だ。

 内藤は今年4月、札幌ドームで行われた日本ハム対楽天戦で始球式を務めるなど、地元でのイベント参加には積極的な姿勢を見せている。豊浦町後援会の工藤敏和会長(66)は「彼は北海道のスポーツマンの1人として、野球やサッカーなどでも何かやれれば、と常々話している」とその考えを代弁する。来春には5度目の防衛戦が予想されるが、日程が合えば実現する可能性は高い。

 1年でのJ1復帰を目指すチームにとって、弾みがつくのは間違いない。来季監督就任が決定的な石崎信弘氏(50)率いる新体制のホーム初戦は、来季を占う意味でも大事な1戦になる。試合前に国民的ヒーローが姿を見せれば、サポーターのボルテージはさらに高まり、選手のモチベーションも上がるはず。試合をするごとに進化を見せる王者からエネルギーを注入してもらい、勝利への原動力にしたいところだ。