札幌の選手がグアムキャンプに戦々恐々!?

 29日に来季コンサドーレ札幌の監督就任が決定した石崎信弘氏(50)は、来年1月21日からのグアムキャンプからチームを指導することになる。徹底した走り込みが基本方針の同氏就任に、選手の口からは思わず“弱音”も飛び出した。

 今年のグアムでは、石崎氏が率いる柏も同じ施設でキャンプを張っていた。期間中、走り込みの激しさを見聞きした。多くのケガ人も出、リハビリをしていた選手などは、同施設を利用する柏の選手の多さに驚いたという。ある選手は「キャンプでは嫌でも走らされると思うので。やるしかないですね」と警戒した。

 ただそれを乗り越えてこそ、明るい展望が開けることも分かっている。同選手は「あのときリハビリしていた中からはい上がって行った選手が、今季活躍していたから。自分たちも乗り越えていかないと」と意欲をのぞかせた。

 豊富な運動量を生かしたプレスで相手の自由を封じる一丸サッカーが石崎流。その構築のため、グアムでのトレーニングが重要になることは理解している。3年ぶりにフィジカルコーチも就く来季、51試合の長丁場を乗り切るため、走り込みの日々に取り組んでいく。