天皇杯決勝が1日、国立競技場で行われる。柏は75年度大会以来33年ぶりの優勝を目指す。元日決戦へ最終調整した12月31日、柏FW李忠成(23)は「僕らに勝たせて」とG大阪に異例のお願い。一方で、練習前ミーティングでは石崎信弘監督(50)が厳しい口調でイレブンにハッパをかけた。決勝戦の相手が決まってから2日連続で挑発、祈願を繰り返した柏が、なりふり構わず、天皇杯を狙っていく。
エースFW李がちゃめっ気たっぷりに言った。「ガンバは年に3つくらい、いつでもタイトルが取れるけど、レイソルは10年に1回のチャンス。だから今回は僕らに勝たせてほしい」。今季限りで退任する石崎監督は「相手はアジア王者だからな。疲れ果てたガンバと、全開のレイソルでやっと五分五分かな」と弱気の発言に徹した。前日(12月30日)の「ニコニコ走り」挑発に続き、この日は弱気なお願いで相手を揺さぶった。
しかし本心は一戦必勝。石崎監督は練習前の異例の1時間ミーティングの内容に関し「来年のスケジュール説明が長引いた」とけむに巻いたが、ある選手は「監督は『戦いにいくんじゃないんだぞ。勝ちにいくんだぞ、勝ちに!』と強調してました」と証言。キックオフまでは闘争心を内に秘め、アジア王者の足をすくうつもりだ。




