J1清水MF枝村匠馬(22)が定位置死守に燃える。鹿児島キャンプ6日目の13日、9対9のミニゲームで中盤を縦横無尽に走り回り献身的なプレーを見せた。MF藤本がケガから復帰するなど開幕へ向け中盤のレギュラー争いが過熱する中、右サイドの角度のないところから技ありゴールを決めてアピール。「シュートの感覚はまだまだ。とりあえず、今はしっかり体を動かすことが大事」と話した。

 昨季はリーグ戦30試合に出場し8得点。日本代表FW岡崎の10得点に次ぐチーム2位の得点力を発揮した。さらに万能型MFとして、サイド、トップ下、ボランチのすべてのポジションをこなした。「いろいろやらせてもらうことで、(パスの)出し手の気持ちがわかるようになった」。

 昨季、最終戦(京都戦)で、J通算100試合出場を達成。「また、新しい気持ちで頑張れる。今以上のものを目指して1日1日頑張るだけ」と、次なるステージに向けて意気込む。MF枝村が開幕戦で101試合目のスタート切る。【為田聡史】