G大阪にも「大迫世代」の新星が出現した。今季トップ昇格したFW大塚翔平(18)が14日のホーム開幕磐田戦(万博)でベンチ入りすることが13日、内定した。最終調整後に西野監督が「(磐田戦のメンバーに)入れました。下(サテライト)でアピールして、今はいい状況にあるからね」と明かした。

 “ウン”を持った男だ。メンバー入りを聞かされたのはトイレの中。大塚は「倉田選手からトイレで聞いて、ビックリして(メンバーが書かれた)ボードを見に行きました」と苦笑い。用を足すのも忘れて!?

 飛び出したという。指揮官までも「彼は(運を)持っている」と言う。本職はFWだが攻撃的な中盤にも挑戦しているところに、寺田の故障でメンバー入りの機会が巡ってきた。

 怪物の異名を取る鹿島FW大迫と同じ90年(平2)生まれ。07年にはC大阪MF柿谷らとU-17(17歳以下)W杯にも出場した。大迫や柿谷らばかりに注目が集まってきたが、西野監督は入団会見で「大迫に負けない能力がある」と公言した逸材だ。大塚は「(大迫に)負けないようにチャンスがあればゴールを狙います」と宣言。G大阪では家長(現大分)以来となる初出場初ゴールで、鮮烈デビューを目指す。【益子浩一】