<J1:新潟2-1鹿島>◇第2節◇15日◇東北電ス
「アルビレックスコール」で爆発寸前のゴール裏に向け、GK北野は胸に着いた背番号1を誇らしげに引っ張って見せた。DF永田が言う。「鹿島には久々に勝った気がする。自信になった」。リーグ戦ではJ1昇格初年度の、04年10月17日以来4年5カ月ぶり、そして自身が06年に加入後、初の鹿島からの白星に喜びをかみしめた。
忍耐強い守備でJ1に生き残ってきた姿から一変、圧倒的な攻撃力を押し出すカラーに変身しつつある。昨季の2トップから、前横浜のFW大島を中央に、元大宮のペドロ・ジュニオールを左、そして元日本代表の矢野を右に置く3トップに変え、開幕戦は東京を4発で粉砕。この日も前半9分、FW矢野がMF松下の右FKを頭で合わせ今季初弾を決めると、同12分にはジュニオールが、左足で2戦連続ゴールを決めた。
昨季J1最低の総得点32に終わったことを受け、大島とジュニオールを補強し、鈴木監督は迷うことなく3トップへの移行を決めた。矢野は「説明はなかったけど、3トップが攻めるというメッセージだと受け止めた」と振り返る。昨季はポスト役から守備まで課せられていたが、本来のドリブルを存分に発揮できるようになった。「やりやすいし可能性を感じる」。エースの言葉が、新潟の躍進を予感させた。【村上幸将】



