11日、敵地で大分と戦うJ1山形の小林伸二監督(48)が10日、必勝策をイレブンに伝授した。むやみには敵陣深くに攻め込まず、遠めからのシュートを奨励。繰り返しミドルを放つことで、相手最終ラインを徐々に上げさせ、攻め入るスキをつくる。打って、上げて、突いての「おびき寄せ」作戦だ。

 前日9日の練習でボランチ秋葉らに、遠めからのシュートを指示した指揮官。もちろんミドル弾を決めるに越したことはないが「少しでも相手を(ゴール前から)外したい」と明確な意図がある。守備意識の高い大分DF陣を浅い位置に引き出し、できたスペースからクロスを上げて得点-。指揮官が描く青写真だ。

 大人数で守られ攻めながらも完封負けした、3月21日東京戦の反省を生かす。小林監督は「押し込みすぎないようにしたい。(深い位置に大人数がいると)スペースがないから」とニヤリ。古巣を倒しての首位浮上で、大分に「恩返し」する。【山崎安昭】