故障者続出中のJ2仙台が、15日のアウェー岐阜戦(長良川)でMF関口訓充(23)も欠く事態に陥った。12日のC大阪戦で相手選手と接触し、左中臀筋(ちゅうでんきん)周辺の筋挫傷で離脱。岐阜戦の遠征メンバーから外れ、治療に専念することになった。現在6選手が負傷で戦列を離れている状況だが、手倉森監督は「総力戦で乗り切る」と必死に前を向いた。

 骨折が判明したDF田村に続き、またも主力がピッチから消える。手倉森監督は「関口は中臀筋を痛めて足が上がらない状態。ここで無理をすれば(18日の)栃木戦も厳しくなる可能性があるし、最悪4、5試合の離脱につながる」と説明。開幕7戦を3勝1分け3敗と波に乗れなかった上に「負傷禍」にも見舞われ、頭を抱えるしかない状況だ。

 関口は「(C大阪戦で)相手と接触して、試合後に痛みが強くなった。休むからには、1日も早く治るよう努力したい」。累積警告による出場停止を除けば、07年5月20日の徳島戦以来約1年11カ月ぶりの欠場が決まり「長いシーズン、こんな時期もある。みんなに『頑張ってください』と言いました」。淡々とした口調で悔しさを押し殺した。

 6選手の離脱で、この日の10対10のミニゲームは渡辺コーチが加わらなければ成立しない危機的状況だった。それでも、手倉森監督は「誰が欠けてもチーム力が落ちてはダメ。けが人とフレッシュなメンバーを入れ替えて、総合力で乗り切る」と切り替えに懸命だ。

 岐阜戦には通常より1人多い17人を帯同し「直前まで(関口に代わるMF)西山と三沢の起用を考えたい」と指揮官。ボランチ永井を攻撃的な位置に上げる布陣も用意した。状況は苦しくても、残った選手がチームを上向かせるしかない。【木下淳】