J1磐田の救世主、韓国代表FWイ・グノ(24)が、次節京都戦(25日、西京極)でも「先輩」超えを果たしてチームを救う。練習を再開した22日、10対10のミニゲームでFW前田と再びコンビを組んだ。「2人とも問題なければ」(柳下監督)と、前節清水戦と同じ2トップでいく方針で、イも「監督も言っていたが、次が大事。満足せずに気を引き締めてやる」と、自分に言い聞かせた。

 京都には超えたい「壁」がある。昨年まで水原にいた韓国代表で同僚のDF李正秀(イ・ジョンス=29)とは、大邱時代に2度対戦。2試合で1得点1アシストをマークしたが、1-2、2-3といずれも逆転負けを喫した。「今はチームの雰囲気も良いし、きっかけもつくった。ずっと勝っていきたい」。祝福の電話が鳴りやまなかったという救世主は、日本で「三度目の正直」を果たしに行く。