C大阪のFWカイオ(21)が9日のアウェー草津戦で左足首を負傷し、今季絶望となる可能性が出てきた。前半18分に逆転ゴールを決めた直後に相手選手の悪質なファウルを受け、立ち上がれずに担架で退場し途中交代。病院に直行した。

 本人は「骨折しているかも知れない」と話したが、この日の診察では骨折の症状は見つからなかった。それでも靱帯(じんたい)を損傷しており、レビークルピ監督は「靱帯を断裂しているようだ」と説明。帰阪後の10日にも精密検査を受けるが、断裂していれば今季絶望となる可能性が高い。

 カイオは今季13試合5得点で攻撃陣の中心的存在になっていた。チームは4-2で草津に逆転勝ちして首位湘南に次ぐ2位を守ったが、大きな代償を負った。