J1磐田の救世主が戻ってきた。左足首内果骨折で離脱していたJ1磐田MF松浦拓弥(20)が10日、全体練習に合流した。3月19日以来約2カ月半ぶりの練習参加に「体は動いているけど、キレはまだそこまでない。質を上げていかないと」。それでも7対7のミニゲームでは、最後に右足シュートを突き刺し「最後だけ(負傷前を)思い出した」と、笑顔を見せた。

 11日に浜松市内の病院で最終検査を受け、異常がなければナビスコ杯広島戦(13日)の帯同メンバー入りも見えてくる。昨季、降格の危機を救い、今季開幕前に目標として掲げた「全試合帯同」こそ未達成に終わったが「ぶれずにここから全試合帯同します

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 」と再挑戦を宣言。柳下監督は「少しでもJの選手と試合をして、フィーリングを戻せればいい。帯同して(出場しなくても)翌日に練習ゲームに出られる」と、その心意気に応えるつもりだ。【栗田成芳】