左足付け根の痛みで13日の福岡戦は欠場したJ2仙台DF朴柱成(25)は、21日のホーム東京V戦で自身の「先発連勝記録」の更新を狙う。

 仙台の左サイドに「連勝男」が戻ってくる。欠場した前節13日の福岡戦で、チームは16試合ぶりの完封負け。責任を感じているという朴は「左足付け根は今も思い切り蹴ると痛い。でも次は大丈夫!」と東京V戦での戦列復帰を約束。連敗ストップを期待されると「僕が来日した時に宣言したことを覚えてますか?

 自分が出た試合はすべて勝つつもりです。次も勝ちますよ」と自信たっぷりだ。

 発言を裏付けるデータがある。朴が先発した試合は目下11連勝中。初先発した3月29日の湘南戦こそ0-1で敗れたが、続く4月5日の東京V戦以降は先発=勝利の方程式が成り立つ。先発すれば、11勝1敗の勝率92%。しなかった場合の3勝2分け4敗(同33%)を大きく上回る。

 攻撃参加が身上だからこそ、周囲も連係しやすい。左のセンターバック渡辺が朴の裏のスペースを積極的にカバーすれば、右サイドバック菅井もバランスを取って攻撃参加を抑える。朴も「仲間が僕の攻撃参加を助けてくれる」と信頼関係に感謝する。

 東京Vとの前回対戦は、左太もも裏の肉離れで前半43分に途中交代。朴は「今度こそフル出場!

 攻撃的スタイルで相手を敵陣にくぎ付けにする」と本領発揮を誓った。【木下淳】