<J1:東京2-1清水>◇第15節◇27日◇国立

 東京MF石川直宏(28)が3戦連続ゴールを挙げた。1-1で迎えた後半17分、MF梶山の横パスを受け、右足外側で蹴り上げるとバーに当たってそのままゴール。「曲げて落とした」(石川)一撃での決勝点は今季通算8点目で、得点ランクは日本人トップの2位をキープ。「5~6割の力でゴールに向かっているので、うまくシュートが狙えている」と手応えを口にした。

 右サイドの印象が強い石川だが、今季は意識的にゴールに向かう。データ上でもサイドより中央でプレーする時間帯の方が多くなった。視察した日本協会の原強化担当技術委員長は「協会の人間も調子の良さを知っている。代表のMFは出し手が多い。2列目から自分で勝負できる石川はオプションになる」と期待した。石川は「代表から離れて自分も物足りない。チームでやれることをやった上で(代表の)刺激も受けられれば」と意気込んでいた。