<J1:東京2-1清水>◇第15節◇27日◇国立清水は「鬼門」の東京・国立競技場で東京に1-2と競り負けて、2年ぶりの4連勝を逃した。後半13分にFWフローデ・ヨンセン(35)のゴールで同点に追いついたが、その4分後に突き放された。

 清水が、出ばなをくじかれた。開始6分、MF兵働が東京FWカボレをペナルティーエリア内で倒しPKを献上。あっさり、先制点を奪われた。ヨンセン、原、岡崎の“変則3トップ”を中心に攻勢に転じるも、単調な攻撃が目立ち、相手の逆にカウンターを浴び苦戦。ハーフタイムは長谷川監督は「うまく展開してサイドを使え、慌てることはない」と、選手を鼓舞し後半のピッチに送り出した。

 後半13分、DF太田の左サイドからフィードを相手DFがクリアミス。こぼれ球に反応したFWヨンセンが2戦連発弾で同点とし、反撃ムードをつくった。しかし、同17分、東京MF石川に鮮やかなミドル弾で痛恨の勝ち越しを許した。最後までゴールは遠かった。就任後、いまだ国立で勝ち星がない指揮官は「試合内容も悪くなかったし、選手も気持ちを出してやってくれた」と前を向いた。