ナビスコ杯準々決勝は15日に第1戦、29日に第2戦を行う。1次リーグ突破の4チームに加え、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場のためシードされた4チームが登場する。

 鹿島DF新井場徹(30)が「本職」の左サイドバックで先発する。公式戦では3月15日のリーグ新潟戦以来122日ぶり。「きっちり仕事をしたい」と話した。

 オリベイラ監督は「川崎Fは高さがある。新井場起用は平均身長を高める狙いがある」と明言。普段の鹿島の先発で180センチ超えはGK曽ケ端を含め3人のみ。一方で川崎Fは5人以上がそびえ立つ。新井場は「高さを求められてもね」と苦笑いしたが、182センチの長身は攻守で武器になる。

 3月の新潟戦を境にDFパクに左サイドの定位置を奪われた。その後の先発は、DF内田を出場停止などで欠いた場合の右サイドで2試合のみ。「左サイド?

 こだわりというか、長くやっているのでやりやすいというのはあるけど」。天性の左サイドバックが強豪相手に力を見せつける。