大分の新監督に就任するオーストリア人のランコ・ポポビッチ氏(42)が、15日に来日した。正式契約を経て選手指導を開始し、25日のG大阪戦(万博)から試合の指揮を執る予定。この日、午後5時30分過ぎに大分市内のクラブハウスを訪れ、全選手に「トリニータが本当の位置に戻れるよう頑張ろう。そのためにはチームを信じること、自分を信じること、そのどちらが欠けてもいけない」と語りかけた。

 昨季までズラティボール・ヴォーダ(セルビア)の監督務めた。セルビア1部チームや同国代表チームのコーチ就任のオファーもあったが、大分の熱意を感じ、指揮を執ることを決意した。元日本代表監督のオシム氏の教え子でもあり、クラブ側が求める「人もボールも動くサッカー」への期待がかかる。