千葉のブラジル人MFアレックス(26)が、A型インフルエンザに感染し、22日の大宮戦(NACK)を欠場した。Jリーグによると36チームで、感染の報告があったのは初めて。

 アレックスは19日の名古屋戦(フクアリ)前に37度5分度の熱が出たため、試合には出場せず、千葉市内の病院で検査を受けた。その際は陰性と判定され、千葉市内の自宅に戻ったが、その後も熱が下がらず、20日に再び再検査し、A型陽性と判定。現在は自宅で静養しており、体温が36・2度に下がったという。関係者によると、新型インフルエンザの可能性もあるが、A型も新型も治療法が同じため、これ以上は検査しない方針という。

 千葉は、アレックスのA型インフルエンザへの感染が確認された20日午後、Jリーグ事務局に報告した。チームドクターの処方で21日からタミフルを配り、1日3回検温するなど管理していたが、この日の大宮戦に先発出場したFW巻誠一郎(29)が、後半19分に交代した後、「だるい」と訴え、体温を測ると37度8分だったため、試合後はバスには乗らずタクシーに乗って帰宅。今後の症状次第で検査を受けることになった。