来季以降の外国人補強を見据え、東京がエジプト人選手の発掘に着手する。村林裕社長が8月上旬のU-20(20歳以下)世代の大会、水原国際ユース(韓国)を視察し、9月のU-20W杯(エジプト)に出場するエジプト代表をチェック。同社長は「(身長)185センチほどの大型選手が4、5人いて足技も非常にある。驚きだった」と補強ルート開拓の意欲を示した。

 東京側は既にエジプト大使館と接触済み。大使館関係者をホームゲームに招待して関係強化を図っている。エジプト人選手にとって言語や文化など日本の生活に戸惑う可能性が高い。しかし同社長は「うちは東京が本拠地。将来的にはさまざまな大陸の選手が在籍するメトロポリタンなクラブにならないと。来季すぐにではないが、開拓したい」と積極的な姿勢。最近では柏にナイジェリア人DFアデバヨが加入、浦和は18歳ガーナ人と契約する方針。東京もアフリカ大陸のエジプトに注目している。