J1磐田に復帰したDF金沢浄(33)が、次節G大阪戦(29日)で即先発出場する可能性が出てきた。26日の練習に初合流すると、練習前のあいさつで「6年半ぶりに田舎に帰ってきました」と笑いをとった。紅白戦では、早速主力組のボランチで出場し、MF那須とバランスをとりながら無難にプレー。柳下監督は「ボランチと左サイドバックで考えている。連係も大事だけど、すぐに順応できると思う。先発もある」と話した。

 02年に離れたチームへ再び戻ってきた。今季、東京では4試合に出場。磐田から獲得オファーの話を聞き「ありがたく思った」と移籍を決断した。当時と比べ「鏡を見れば顔のしわの数が増えた。(磐田の)選手も入れ替わったけど、入りやすかった」。なじみがある分、昨季の入れ替え戦では必死に応援したという。

 当分は家族と離れ、寮生活となるが「チームを引っ張っていく立場。積極的に声をだしていきたい」と、急ピッチでチームにとけ込むつもりだ。【栗田成芳】