Jリーグの中野幸夫専務理事は9月30日、新たに導入する選手移籍に関する国内独自ルールについて、Jリーグ選手協会と同日までに合意できなかったことを明らかにした。国際サッカー連盟(FIFA)に合わせた移籍の基本規定は既に承認されており、今季で契約が満了する選手は10月1日から他クラブと交渉が可能となる。しかし、合意できなかった若手選手の移籍時に支払われる育成の補償金額などは、未定のままでの施行となる。

 Jリーグは8日の日本サッカー協会理事会での承認を目指し、引き続き選手協会と交渉する。