高卒2年目のJ1山形MF山田拓巳(19)が、11日の天皇杯初戦(2回戦)の日本文理大戦(大分代表)で、公式戦デビューを果たす。9日の紅白戦は、先発組の右サイドバックでプレー。「上下動が自分の持ち味」(山田)という通り、攻守に運動量でアピール。リーグ戦での初出場へ近づくため、小林監督に猛アピールする。

 同監督が、リーグ戦のメンバーを中心に、天皇杯を戦う方針を示している通り、いくらか先発の顔ぶれは変わるが先発組は主力がズラリ。山田だけが新顔だ。山田は「同期の広瀬、太田が先にデビューして悔しかった。2人には遅れたけど、いいところを見せたい」と目を輝かした。一気にサイドを駆け上がり、クロスを入れ続ける。【山崎安昭】