J1磐田の韓国代表FWイ・グノ(24)が、鹿島撃破の起爆剤になる。16日の練習で、イ・グノが同代表合宿から約2週間ぶりに合流。全体での練習は前日調整のみだが、17日の鹿島戦(ヤマハ)での先発出場は確実となった。

 Jリーグモードへ切り替えるには、わずか1日で十分だった。FWイ・グノは14日に韓国で同代表としてセネガル戦に先発し、前半45分までプレー。この日に合流したため、チームでの調整は1日だけで鹿島戦を迎えることになるが「コンディションは問題ない。(韓国で)練習もしてきた」と意欲を見せた。練習後には、柳下監督と一緒に鹿島のビデオを見ながら相手の特徴を把握。指揮官も即先発へゴーサインを出した。

 前回6月のアウェー戦には出場せず、テレビで見守っていた。フランス1部リーグのパリSGから獲得オファーを受け、移籍が内定。磐田退団が決まっていたため、起用されなかった。近い関係者には「最後までチームの力になりたい」と漏らしていたが、イ・グノ不在のチームは0-1の完封負け。対鹿島の未勝利記録は13戦連続に伸びた。

 それだけに、7月に出戻り復帰したイ・グノの存在は、鹿島にとっても未知の存在になる。柳下監督は「グノのプレーを見て鹿島に情報は入っていると思うが、気を使うところも増えるんじゃないか」とニヤリ。イ・グノも「対戦は初めてだけどACLとかで見ている。強くて攻撃と守備のバランスがいい。ただ我々もいい雰囲気できている」と自信を見せた。

 チーム合流直後の試合は3戦4得点。必ずゴールを決めている。韓国滞在中に髪を短髪に切り気分も一新し「鹿島戦への気合の表れ」と冗談っぽくアピール。身も心も髪形も、スタンバイOKだ。【栗田成芳】