浦和DF田中マルクス闘莉王(28)が、左足の負傷で離脱した。0-3で惨敗した25日の大宮戦で痛め、27日に埼玉県内で検査を受けた結果、「左内転筋肉離れ」と診断された。この日の全体練習を回避し、治療に専念。「(大宮戦の)途中からダメだった。ボールを触る感触も全然ダメで、普段取られないところでバコバコ取られた。でも、負けていたし、交代するわけにいかなかった」と話した。

 クラブ関係者によれば、症状はそれほど重くないという。11月8日の次節東京戦まで間隔があくため、焦る必要もないが、一方で闘莉王は「(復帰まで)結構かかりそう」という。11月中旬には、日本代表遠征(14日南ア戦、18日香港戦)も控えるだけに、表情はさえなかった。また、大宮戦前から右内転筋に痛みがあったMF山田直もこの日は別メニュー。こちらは「やろうと思えばできた。東京戦まで間隔があるので」と軽症を強調していた。