G大阪のMF遠藤保仁(29)が「点取り屋」になる。27日は大阪・万博練習場で、31日の天皇杯3回戦福岡大戦(万博)に向けて調整。逆転優勝を狙うリーグ戦は、前節で大勝した首位川崎Fと勝ち点4差、得失点差も7に広がった。今後は得失点差の勝負になる可能性もあるため、遠藤は「たとえ3点取っても得失を考えれば気は抜けない。毎試合、点差を広げて勝つのがベスト」と言い切った。

 残り4戦はただ勝つだけでなく、大勝することが求められる。だからこそ状況によっては“FW”になる決意だ。「2列目でもFWを追い越して前へ出ることが大事になる。そうすれば相手のマークもつきづらい。前へ出るプレーを増やしていきたい」と宣言。得意のFKやセットプレーだけでなく、相手DFの裏に飛び出す動きでゴールへ迫る決意だ。まずは大学生相手の天皇杯で実践し、得点へのイメージを膨らませる。【益子浩一】