ナビスコ杯決勝は3日、東京・国立競技場で行われる。5年ぶり2度目の優勝を狙う東京は、FW平山相太(24)が大一番を前に2年契約を基本線とした契約延長を決断し、自身プロ初となるタイトル獲得に向けて集中した。
プロ初のタイトル獲得に向け、平山が来季も東京でプレーする決意を固めた。今季で契約満了となるが、関係者によるとクラブから2年契約の打診を受けた。今後の交渉次第では、3年契約となる可能性が残されるなど、エースとしての期待の大きさが伺える内容のオファー。契約延長には何の迷いもなかった。
決戦2日前、平山は吹っ切れた表情で精力的に動いた。居残りでのシュート練習での決定力はいまひとつだったが、「まだ調整段階。本番でゴールを奪えばいいわけですから」と余裕の受け答え。川崎Fとの今季2戦は2-3、1-2とゴールを奪い合いながらも連敗している。今回も点の奪い合いになる可能性もあるが、「今回は0-0で推移していく気がする。少しの差で勝敗が決まる。その少しの差を自分が突いていきたい」と自覚をのぞかせた。
プロ初優勝で、心底喜びたいという。国見高3年時の03年度に高校選手権で優勝したが、歓喜に浸れなかったという。1年時、優勝で大喜びした上級生が当時の小嶺監督から「これがゴールじゃない。騒ぐな」と怒られた記憶が脳裏に焼きついているからだ。筑波大で優勝しても、はしゃいだ記憶がない。「だからプロの優勝は、すごく喜びたい」。無邪気にチームメートと優勝に酔いしれるため、平山は無心にゴールだけを目指す。【藤中栄二】




