J2札幌DF趙晟桓(27)が、今季復帰絶望となった。左かかとを痛め、9月23日岡山戦を最後に欠場が続いていた。当初は筋膜炎とみられていたが、細部を精密に検査した結果、疲労骨折していたことが6日までに分かった。手術は必要ないものの、全治は2~3カ月と復帰は来年になる。シーズン終了までは韓国に帰国はせず、これまで同様、札幌で治療を続ける。
4試合を残して趙の09年は終わったが、表情に落胆はなかった。「できるだけ早く復帰する。それしか考えていない。来季に向けて準備していきたい」と力強く口にした。完全復活を遂げる場所は、今季同様、札幌以外に考えていない。「1年間札幌でやって楽しかった。ビザの関係(で一時帰国)さえなければ、ずっとここに残っていたいくらい。代理人には日本で引退したいと言ってあるんだ」と話すように、他でのプレーは考えていない。
本人だけではない。三上大勝強化部長(38)は「来季も重要な戦力として考えている」と明言する。そのための態勢も整えている。今季契約は単年も、来季以降の契約延長に向け、移籍する場合も想定し、すでに金銭面などの制約をかけている。同強化部長は詳細こそ明かさなかったが「かなりのものを設定してある」と言うように、他クラブにとっては高いハードルを設け、流出阻止を図る。
実際に獲得の興味を示したクラブもあったが、今季絶望という状況となり、手を引いた形となっている。相思相愛の札幌で、趙が来季もプレーすることに支障はない。




