愛着あるクラブを去るのもゴンらしく-。J1磐田を今季限りで退団する元日本代表FW中山雅史(42)が12日、磐田市内の練習場でDF鈴木秀人(35)とともに退団会見を行った。現役続行を希望しながら戦力外を言い渡された中山だが、悲壮感はなく「ゴン節」健在の会見となった。プロ16年目で初の戦力外にも、気落ちすることなくクラブを去り、新たなチームを模索するつもりだ。
中山らしく「笑いあり」の会見だった。20年間在籍したクラブから戦力外通告を受けて臨んだ退団会見。報道陣約50人、10台以上のテレビカメラを向けられ、ゴン節がさく裂した。
中山
こんな年になりましたけど、まだまだサッカーがうまくなりたい。家族からは、ちょっとふざけて「まだ(現役を)やるの?」って言われたけど、サポートしてくれると思う。
明るく前向きに―。時折放つ自虐的コメントで場の雰囲気を和ませた。この日のミニゲームでは、主力組を相手に2得点。自信の裏返しでもあった。
中山
ヒデ(DF鈴木)に限らずハット(東京V・DF服部)や俊哉(熊本MF藤田)や年下の選手も、僕が辞めなければ辞められないでしょ。そういう選手を集めて、大きなスポンサーがチームをつくってくれないかな。1シーズン過ごせるか分からないけど…。
若手の台頭で年々状況が厳しくなるベテラン勢の代表として、冗談っぽく希望的観測も口にした。だからこそ、1学年上のカズ(横浜FC・FW三浦知)の存在は大きい。
中山
カズさんが現役でいるなら、自分も頑張りたい。刺激になるし自分にとって原動力かもしれない。
強烈すぎるサックスブルーのユニホームを着た「磐田の中山」に未練はない。
中山
思い出はたくさんありすぎて1つに絞れないが、前身のヤマハで午前仕事やって、午後練習していたことが懐かしい(笑い)。違うユニホーム?
みなさん違和感は最初だけだと思う。新しいチームで、僕を染められたらいい。
ゴン中山はまだまだ健在だ。【栗田成芳】



