川崎F、鹿島、G大阪の3強が優勝を争うJ1は約2週間の中断が明け、残り3試合を迎える。首位の川崎Fは22日、鬼門の九石ドームで来季J2の大分と対戦する。

 鬼門は日本代表で得た「自信」で突破する。日本代表の遠征から帰国した川崎FのGK川島永嗣(26)が20日、川崎市内で行ったチーム練習に参加した。22日にアウェーで大分と対戦するが、チームはJ2時代も含め、会場となる九州石油ドームでは、リーグ戦2分け5敗の未勝利。初タイトル獲得に向けて大詰めを迎える中、いやなジンクスが立ちはだかる。日本代表で4戦連続完封中の川島は「自分としては、いい結果で帰国できたので、プラスの流れを継続させたい」と“完封宣言”。さらに「タイトルを取るためには、今さら鬼門だなんて考えている状況ではない」とジンクスを意識せず勝利にこだわる姿勢を強調した。

 代表ではDF陣への的確なコーチングや安定した守備で定位置を確保。J2降格が決まっている大分は失うものがなく、攻撃に徹することが予想されるが「(代表で)自分なりにつかんだものをチームの勝利に生かしたい」と話した。