負傷離脱していたJ2仙台FW平瀬智行(32)が22日、ホームに迎え撃つ首位C大阪戦(ユアスタ)で、約1カ月ぶりに復帰する。10月21日の草津戦で左ひざ靱帯(じんたい)を損傷。一時は今季絶望の声も上がったが、勝てば首位浮上の大一番に間に合った。8日のJ1昇格をピッチで迎えられなかった男が、優勝争いの佳境にスタメンで帰ってくる。
ぶっつけ本番だ。17日に全体練習に合流したばかりの平瀬が、この日の紅白戦で主力組に起用された。左ひざ内側側副靱帯を損傷してから1カ月。「今も痛み止めを飲んでるけど、ひざが温まれば痛くないし問題ない」と説明。FW中原、サーレスの負傷で、いきなり先発復帰することになったが「不安?
まったくないよ」と言い切った。
今季FW陣で最多の37試合に出場。攻撃を引っ張ってきたが、肝心の昇格目前で戦列を離れた。昇格を決めたアウェー水戸戦には自家用車で駆けつけたが、スタンドから見守ることしかできなかった。平瀬は「あのピッチに立てなくて悔しい。周りは『最終戦に間に合えば』と言ってくれたけど、優勝を争うC大阪戦に間に合わせたかった」と力を込めた。手倉森監督も「出場時間は60分間がメド。チームに落ち着きをもたらしてくれるはず」と心配していない。
けがの功名で体調が整った。右に比べて細くなった左ひざも、シーズン中は控える下半身トレーニングで「負傷前より強化できた」と平瀬。股(こ)関節周辺を鍛える時間もでき「体幹とかバッチリ鍛えた。最高の状態だよ」と笑顔で話した。頼もしさを増したベテランが、大一番で存在感を示す。【木下淳】



