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G大阪高木で結束、土俵際踏ん張る/J1

<J1:G大阪2-0清水>◇第32節◇21日◇アウスタ

 G大阪は土俵際で踏ん張った。満員の敵地清水戦で全精力を注いで勝った。前半14分にFWルーカス(30)が左足でゴールを決め先制。後半25分には途中出場のFWチョ・ジェジン(28)が、ゴール前の混戦で粘って勝負を決める1発をたたき込んだ。守備陣も奮闘し清水を完封。バックスタンド後方には雪化粧をした富士山の頂上が、雲のすき間からかすかに顔を出していた。同様にG大阪の頂点もうっすらと見えた。

 選手は固い絆(きずな)で結ばれた。この日はDF高木和道の29歳の誕生日。今年初めまで日本代表に選出されながら、クラブで定位置をつかめずに苦悩の日々を送った苦労人だ。それでも腐らずにやり続ける姿が共感を呼び、前夜は全員で「和道(高木)のために勝とう」と誓った。今季リーグ5度目の先発だった高木はルーカスの先制弾をアシストして結果を出した。

 古巣に快勝して優勝の望みをつなぎ、高木は心地いい疲労感に浸った。「昨日はなかなか寝付けなかった。ベンチ(暮らし)が長くて、いろんな思いがあったから。いつもいっぱい、いっぱい。足はつりそうだしね。誕生日だし、今日のことは忘れません」。

 一時は首位と勝ち点19差まで離されながら、8月29日磐田戦から6勝3分けの快進撃で突っ走ってきた。残り2試合。次節は鹿島との直接対決だが、22日に試合のある川崎Fが崩れるのも待たなければいけない。西野監督は「モチベーションのない選手は厳しい戦いに入ってこれない」。その一方でMF遠藤は「こういう試合を経験できるのは幸せ。力まずに楽しみたい」と平常心を強調。最後まであきらめず、G大阪がラストスパートをかける。【益子浩一】

 [2009年11月22日9時47分 紙面から]


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